ガス溶接技能は、鉄工所関係の仕事で役立つ資格です。
可燃性のあるガスや酸素を使った溶接作業のことで、技能講習では装置の使い方や作業手順などを勉強していきます。
本記事では、ガス溶接技能講習の合格率や、何ができるのかと費用についてもお伝えしていきます。
ガス溶接技能講習の合格率は98%って本当?
ガス溶接の技能講習は実技試験がなく、学科試験のみで合否が決定されます。
学科試験では、真面目に講習を受けていれば、98%の確率で合格できるのです。
出題されるテストの範囲も、講師がピンポイントで教えてくれるので、テスト範囲をしっかり聞いていれば、不合格にはならないでしょう。
また、問題数も25問という少なめということもあり、6割以上が合格ラインとなっています。
つまり、15問正解すれば良いということですね。
仮に、学科試験で不合格になった場合は、追試験を受けるチャンスがある場合と、受講料を支払いなおして再試験を受けるケースがあります。
学科試験のテストの点数が足らない場合に限り、教習所によっては対応が異なってきます。
ガス溶接技能講習で不合格になる人はどんな人?
ガス溶接技能講習で逆に不合格になるほうが、意外に難しいとされていますが・・・
不合格になりやすい人の特徴としては、講習に遅刻するような人です。
ガス溶接技能講習のテストで合格するだけではなく、科目を受講する時間をしっかり守れるかも、修了する条件の一つとなっています。
講習に遅刻をして受講できない場合は、修了の条件を満たすことができません。
教習所によっても違うかもしれませんが、10分くらいの遅刻くらいなら、遅刻した理由によって見逃してもらえる可能性もあるでしょう。
ギリギリの時間に行くのではなく、余裕をもって講習に挑むようにしたほうが良いかもしれませんね。
他にも講習中に居眠りをするという場合も、不合格になる対象となります。
初日の講習ではガス溶接について、知識を得る時間となっているのです。
体を動かすような仕事をしている人にとっては、ひたすら座って受講するというのは退屈になるかもしれません。
そうした場合は、眠くなるでしょう。
講習中に居眠りをしてしまうと、テストで出題される範囲がわからなくなるので、点数が取れなくなる可能性も否定できないでしょう。
ただ、テスト内容は簡単ではあるのですが、専門知識が問われる内容なので講習をしっかりと聞いていないと、合格点を取るのはむつかしいです。
スムーズに合格するには、講習を真面目に聞いておくことがすべてだといえるでしょう。
ガス溶接技能講習の日程
ガス溶接技能講習の日程は、1日目はガス溶接に関する講習を受けます。
講習科目に関しては、大きく分けて3つあり合計で8時間程受講します。
8時間の講習を受講したら、内容をしっかりと把握しているかのテストが行われ、3つの科目から出題されるのです。
合計で6割以上の点数が、合格のラインとなります。
2日目は実技講習が行われますが、実際にガス溶接を行うのです。
教習所によっては、順番が異なりますが主な内容としては以下の通り。
・午後⇒10mmほどの鉄板の切断、薄板の溶接
実技に関しては、合否が出るような試験は出ません。
手順に沿ってガス溶接機からガスを発生させ、汚くても良いので溶接と切断ができたら問題なく合格となるでしょう。
ガス溶接技能講習の日程については、以下に表としてまとめてみたので参考にしてくださいね。
講習科目 | 時間 | |
1日目:学科 | 設備の構造・取扱いの知識 | 4時間 |
可燃性ガス及び酸素の知識 | 3時間 | |
関係法令 | 1時間 | |
学科試験 | 1時間 | |
2日目:実技 | ガス溶接等の設備の取扱い | 5時間 |
ガス溶接技能講習の費用
ガス溶接技能講習の費用は、コマツを参考にすると、「21,000円」でした。
値段は高い感じがしますが、他の資格の費用と比べると、標準的な金額のように思えます。
ただ、不合格になると、もう一度、技能講習を受けるために費用を支払いなおす場合もあるので、しっかりと話を聞いて試験をするほうが良いでしょうね。
まとめ
ガス溶接技能講習でテストがあるのは、学科試験だけです。
テスト範囲は講師の方がピンポイントで教えてくれるので、しっかりと聞いていれば間違いなく合格できるでしょう。
合格ラインは6割が正解していれば問題なく、合格できるという感じです。
ガス溶接技能講習の費用は、教習所によって違いますが「21,000円」が目安と考えれば良いでしょう。
資格があれば転職しやすいのかどうかについては、以下のページで紹介しているので読んでみてくださいね。
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