工場勤務といっても、業種はいろいろとあります。
業種によっては機械設備を操作して、製造をする場合もあるでしょうし実際に工具を使用し、組み立てをするというケースもあるのです。
いろいろな業種の製造業のなかで、あったほうが良い資格というものがあります。
今回は、筆者が経験した「これはあったほうが良かったな」と思える資格を、いくつか紹介をしていきましょう。
製造業で必要になる資格はある?あったほうが良い資格も紹介
製造業といっても家電製品の組み立てから、建設機械の組み立てまで、いろいろな分野があります。
そのなかで、今回紹介する資格は「建設機械」の製造業や、鉄工所などで役立つであろう資格を紹介していきます。
フォークリフト
小さい町工場の場合は、製造だけではなく倉庫管理の仕事も、兼用して行うこともあるのです。
これは、会社の大きさや労働者の人数によっても、大きな違いがあるので、一概に必要とは言い切れません。
ですが、少人数の製造業の場合は、フォークリフトがあったほうが役立つことが多いです。
ただ、それで給料アップにつながるかといえば、疑問を感じますね。
フォークリフト取得の費用は、約4万円です。
玉掛け
鉄工所関連などの製造業の場合は、玉掛けの資格は必要になります。
玉掛けとは工場や建設現場などで、重い荷物をクレーンで持ち上げるときに、フックに荷物をかけたり外したりする作業を言います。
一見、簡単な作業で誰にでもできるような気もしますが、重い荷物を高いところに持ち上げる場合はどうしても危険が伴うのです。
なので、こういう危険な仕事をする場合は、必ず資格が必要になるというわけですね。
さらに、作業に使うロープの強度や長さなどクレーンで持ち上げたときに
荷物の角度やバランスが安全なのかどうかの知識が必要になります。
なので、ただ、クレーンのフックに引っ掛けるだけの作業でも
安全についての知識は学んでおく必要があるのです。
1t未満の荷物の玉掛け作業には「玉掛け特別教育」が必要で費用は、15,000円からとなっています。
玉掛けの資格には、1t以上の荷物の玉掛け作業には「玉掛け技能講習」がありますが、こちらは20,000円程で資格を得ることができるのです。
筆者も、玉掛け技能講習を受けて「玉掛け」の資格はあります。
しかし、給料に影響するのかといえば、筆者の場合は余り関係ないよう感じです。
床上操作式クレーン
鉄工所などの製造業で必要になるのは、床上操作式クレーンです。
特に必要になるのは「つり上げ荷重が、1トンから5トン未満」の小型移動式クレーン運転技能講習。
「つり上げ荷重が、1トンから5トン未満」の、床上操作式クレーンの資格は、玉掛けの資格がないと受講できません。
費用は、34,000円です。
床上操作式クレーンの「つり上げ荷重が、1トンから5トン未満」に関しては、筆者も資格を取得しています。
実際に現場では使用していませんが、給料面について、筆者の場合はあまり変化がありません。
業種や派遣元によっても、給料に影響が出る可能性もあるので、面接時に質問すると良いでしょう。
資格があれば転職しやすいはウソ!?
資格を持っていると転職に有利だと、そのように考える人もいるのではないでしょうか。
筆者は資格を保有していますが、就職活動で有利な方向に向いたことがありません。
いろいろな資格が実在する現在では、保有している資格が転職先に求められているとは限らないのです。
確かに、床上操作式クレーンなどの作業があれば、資格を保有しているというだけで、採用される可能性もあります。
しかし、クレーンの作業者というのは大手企業の場合は決まった人が操作しますし、求めている人材はそこじゃないケースもあるのです。

筆者は、床上操作式クレーンと玉掛けの資格を所有していますが、クレーン作業とは別の作業者として、就職しました。
とはいえ、クレーン作業がないというわけではなく、決まったクレーン作業者はほかにいるので、違う作業をしてほしいというのが、就職先の希望だったのです。
そういう場合は、資格があったとしても、あまり役に立たないケースもありますね。
とはいえ、持っているのと持っていないでは、大きく違うこともあるので、資格は持っていたほうが良い場合もあるのです。
まとめ
製造業と言っても、いろいろとあります。
その中で、フォークリフトや床上操作式クレーンなどが、必要になるという業種は本当に限られてきますね。
それでも、フォークリフトは食品会社やレンガ会社などで、必要な資格となるのです。
ただ、会社が求めているスキルが、資格所有者なのか、そうではないのかによっても違いがあるとしか言えません。
資格があるからと言って、採用されやすいのかといえば、そうではないというのが筆者の経験上での結論です。
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