就活を始めた時、まず最初に整えるべきものは服装です。
人は第一印象が大事で、出会って3~5秒でだいたいの印象が決まります。
「人は見た目が9割」という言葉もあるように服装・身だしなみは本当に重要です。
企業面接の案内状に服装自由・私服可能と記載されているのを見たことがあるだろうか。
実際に書かれているのを目にしてすごく困るという話はよく聞きます。
では、今はまだリクルートスーツが一般的なのに対し何故企業は私服での面接を可能にするのか。
面接で私服を指定する企業の狙いは?
面接での私服を指定する企業の狙いとはズバリ、セルフプロデュース力を知りたい。
現代日本人はみんなと同じで人と違うことは、ダメといった考えのもと自己表現や、自分らしさを出すことをあまりしなくなりました。
企業の面接や説明会などは、スーツをちゃんと着こなしていくというのが一般的です。
ですがそうすることで、全員同じ格好で印象に残りにくくなってしまいます。
「もっと自分らしさを大切に、最大限に発揮してほしい」といった思いが、背景にはあるのではないでしょうか。
実際に野人事担当者によれば、上記の他に金銭面的に学生に負担をかけたくない、気負いすぎずリラックスしてほしい、気候や天候に合わせてほしいなどの声も上がっています。
もちろん自分らしさは、大事な要素です。
そして自分がその企業に入りたいという思い、本人のセンスも見られているでしょう。
スーツを着ればよい企業では、基本的に毎日スーツ出勤なので迷うことはあまりないでしょう。
しかし私服可能で自由な服装での出勤が可能になると、TPOをわきまえつつ、社風に合わせ、自分らしさも大切にと考えることはたくさんあるのです。
企業から私服可能と言われた場合にも、オフィスカジュアルを目安に服装を選んでいけば、問題ないでしょう。
面接官に良い印象を与える服装とは?
いい印象を与えるための3つのポイントを押さえましょう。
1つ目「清潔感はあるのか」
清潔感は人の印象を決めるうえで最も重要な要素です。
いいスーツを着れば清潔感は保証されるというものではありません。
どんなスーツやシャツでもしわやほこりがついていたり、しばらくぶりに着る場合にはカビが生えているなんてこともあり得ます。
しっかりとクリーニングに出してあるスーツはビシッと決まって清潔感があります。
もちろん着こなしだけでなく、ひげのそり残しや、寝癖がないかなども大切なポイントです。
2つ目、TPOに合った服装を選んでいるか、ビジネスパーソン同士の場に相応なのかが重要になってきます。
就活性であればまだ学生です。
だからといって、何でもいいわけではありません。
ですが、私服可能の企業などは一概には言えません。
あくまでもその場がフォーマルを求めているのか、カジュアルを求めているのかそういった点からどのような服装が適切なのかを判断しましょう。
3つ目、業界に合った服装かどうか
ベンチャー企業、IT企業などはオフィスカジュアルが一般的と言われています。
アパレル業界などでは私服、そのお店の雰囲気に合った服装がいいでしょう。
服装のセンスや自分の見せ方なども、選考に入るでしょう。
金融業やコンサルティング業などは、基本的にスーツを着ておけば間違いなく、それ以外の選択はないといっても過言ではありません。
企業が面接時に私服を可能にする狙いとは大きく3つ
一部の企業は面接時に、私服でも良いという風にしていることがあるようです。
面接は基本的に、スーツなどビシッと決めないといけない、暗黙のルールがあります。
次は、どうして一部の企業の面接は、私服でも可能にしているのかを紹介していきましょう。
1つ目、企業からの生徒への配慮
就活と言えばリクルートスーツが定着していますが、あまり安価ではなく就活中の学生には、負担になります。
こういった負担考慮の点。
普段着慣れていないスーツを着用することで緊張してしまい、就活生の本来の姿を見られずもったいないとの意見もあります。
実際に私服で面接をした場合には、スーツ着用時よりもリラックスして、面接に臨めたという声も多いのです。
こういった就活生への配慮からリラックスして面接に臨んでほしいと思い私服指定をする企業もあります。
2つ目、就活性の対応力・セルフプロデュース力を見たい
就活するにあたってスーツを用意しておけば、間違いないだろう。
これは確かですが。
「企業によって私服でお越しください」と、私服指定のケースもあるのです。
こういった場合に、何着ていこうと迷うはずです。
私服だからと言ってあまりにも、華美な服装やジャージにサンダルのようなラフすぎる格好も、好ましくないでしょう。
ではどんな服装をすればよいのか、それはTPOをわきまえた服装です。
企業によってカジュアルでよいのか、フォーマルがよいのかを判断する必要があります。
基本的に私服可能であっても、オフィスカジュアルを目安としておけば問題はないでしょう。
3つ目、企業の社風を考慮しているか
企業の社風を考慮できているかが、大事です。
就活生の感覚や考え方、センスが企業の求める人物像、社風と合うのかが重要視されます。
最後に「私服可能」と、「私服でお越しください」は違います。
私服可能の場合には、「私服」「リクルートスーツ」どちらでもいいです。
まとめ
私服でお越しくださいの場合には、私服で面接に行くことが指定されていますので、指示通りに私服で行かなければなりません。
暗黙の了解的な雰囲気にのまれてスーツで行くと、指示に背いたと思われマイナスになってしまいます。
どうしてもわからない時や困ったときなどは、深く悩みすぎずに先輩や、就活アドバイザーのサポートをうけましょう。
時には企業の人事担当者に、直接伺うのも大事なことだと思います。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」です。
不安を少しでも取り除きよりいい状態で、効率よく就活を進められるようにしましょう。
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