天井クレーンは工場などで手では持てない重いものを吊り上げ、目的の場所に運搬するための機械です。
クレーンの資格にも色々とありますが、その中で、工場内で使用するクレーンの資格についてお話していきます。
天井クレーン(5トン未満)の資格を得るのは難しい?
天井クレーンの資格を取得するのは、それほど難しいものではありません。
基本的な安全に関する知識を覚えれば、誰でも取得できる資格なのです。
ただ、「クレーンの資格」と言っても、種類があります。
合格率や資格を受けるための費用、資格の種類などを次は紹介していくことにしましょう。
クレーン資格の種類
クレーンの資格は、以下のように種類が2つあります
・床上操作式クレーン資格
小型移動式クレーンは5トン未満の移動式クレーンを操作できますが、工場内での作業では、あまり必要性が感じられません。
床上操作式クレーン資格は、床上操作式クレーンを操作でき、工場内では、比較的必要とされる資格となります。
工場によっては「玉掛け」の資格をセットで取得しているほうが、色々な作業ができるので、採用されやすくなるのは間違いありません。
床上操作式クレーンで5トン以上の床上操作式クレーンを操作できる資格の場合は、小型移動式クレーンも操作が可能になります。
なので、クレーンの資格を取得する場合は、5トン以上の床上操作式クレーンの資格を取得したほうが、どちらも操作ができるということになります。
天井クレーン(5トン未満)の資格の合格率
天井クレーン(5トン未満)の資格について、合格率は学科試験では約76%、実技試験の場合は60%となっています。
学科試験にしても約76%の確率で合格できるので、不合格になる可能性は極めて低いといえるでしょう。
また、実技も60%となっているので、合格率は低いとは言いにくいですね。

筆者は床上操作式クレーンの資格を取得していますが
学科、実技ともに一発合格でした。
とはいえ、床上操作式クレーンの資格を一発で取得したとしても、自慢にはならず、もはや「当り前じゃん」というレベルに近いです。
床上操作騎士クレーンの資格で、不合格になる人って、あまりいないんじゃないでしょうか。
ただ、床上操作式クレーンの資格は
いうほど難しくないので、気楽にチャレンジすると良いでしょうね。
天井クレーン(5トン未満)の資格の費用
床上操作式クレーン(天井クレーン)の資格を取得する費用は、2万円から3万円です。
ただ、地域や資格を得る教習所によっては、値段が違う場合があります。
玉掛けの資格を先に取得すると、床上操作式クレーンの資格で免除される部分もあります。
ちなみに、玉掛けの資格に必要な費用は、2万2千円です。
何日くらいで資格が取得できるのか?
床上操作式クレーンの資格は、3日で取得できます。
他のクレーン免許と比べると、難易度はかなり低いですよ。
床上操作式クレーンと玉掛けの資格があれば、大体の工場にあるクレーンを操作することができます。
まとめ
製造業と言っても小さいものを組み立てる仕事だったり、大きなものを組み立てる仕事など種類はいろいろです。
床上操作式クレーンの資格が必要になる製造業というのは、大きなものを組み立てる製造となります。
たとえば、ショベルのブームやアームをショベル本体に取り付ける場合は、クレーンを使用して組み立てていきます。
そういう感じの工場では、床上操作式クレーンと玉掛けの資格は、必要になることが多いので、取得していても損はありません。
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