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軽自動車が770ccに排気量アップするのか予想!仮に排気量アップになるとどうなる?

コラム
この記事は約 11 分で読めます。

最近は、軽自動車が770ccになるという情報があり
注目されている話題でもあります。

ですが、こうした情報の出どころって
どこなんでしょうね。

本記事では、軽自動車が770ccに排気量アップするのかどうか
筆者の予想を記事にしていきます。

また、もし排気量アップするとしたら
どうなるのかも予想していきましょう。

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軽自動車の排気量が770ccになる?

結論としては、排気量アップはないでしょう。

軽自動車の歴史を見てみると最初は「240cc」の排気量で
ほぼバイクと同じエンジンが搭載されていたようです。

 

1955年くらいから360ccに排気量アップし
1976年で550ccに排気量アップして1990年で660ccに定められたようですね。

こうした経緯を見てみると、そろそろ770ccに排気量アップしそう。

ですが、筆者の見解では
軽自動車の排気量アップは無いでしょう。

そもそも1976年に550ccへと排気量アップされたのは
排出ガス規制対応のためでした。

1973年にホンダのシビックCVCC(複合渦流調整燃焼方式)が
世界で初めて排出ガスを達成しています。

ただ、排気量が1500ccでも600kgくらいのシビックが
やっと走れるというレベルのエンジン性能。

軽自動車も360ccのままでは
とてもじゃないけど走りには期待できません。

550ccになって車体寸法も全長20cm全幅10cmに拡大され
それから14年後にエンジンの排気量が660ccへと拡大されました。

ポイント

新規格車として、さらに拡大され全長3.4m全幅1.48になりました。

軽自動車のサイズ拡大は安全性向上のためですが
現在は側面衝突に対する安全性も問われている時代になっています。

 

ただ、こうした背景が軽自動車が
770ccに排気量アップされる可能性があるという根拠になっているようですが・・・

じゃあ、軽自動車が排気量アップするとどうなるのか
予想していきましょう。

軽自動車の排気量が770ccにアップしたらどうなる?

軽自動車が、770ccに排気量アップするとどうなるか?

まず一番に考えられるのが
以下のようなことではないでしょうか。

  • コンパクトカーとの線引きに影響が出る
  • 自動車税が引き上げられる可能性がある
  • 保険料が上がる

一つ一つ想像を膨らませながら
筆者の妄想を紹介していきましょう(笑)

 

コンパクトカーとの線引きに影響が出る

まず、軽自動車が770ccに排気量アップすると
コンパクトカーとの線引きができなくなる可能性があります。

これまで、軽自動車の性能を自粛してきた各メーカーが
770ccとなった時点で軽自動車の性能アップに踏み切るでしょう。

 

そうなれば、100馬力に近い性能を持った軽自動車も
普通に市販されることになります。

現在のコンパクトカーはノンターボで100馬力前後の性能ですが
軽自動車がコンパクトカーに近い性能となれば

線引きがむつかしくなるのは明白です。

リアリティな話になりますが、現在トヨタは軽自動車を販売していますが
ほぼダイハツからのOEMです。

そうなると、一番嫌がるのはトヨタではないでしょうか。

自動車税が引き上げられる可能性がある

自動車税は排気量によって
値段が上がっていきます。

軽自動車は一律10800円ですが
普通車の場合は排気量により値段が違うのです。

 

自動車税に関しては、以下の通り。

総排気量乗用車(2019年10月1日以後初回新規登録)軽自動車(2015年4月1日以後に初回新規検査)
1,000cc以下25,000円10,800円

(自家用乗用車)

1,000cc超1,500cc以下30,500円
1,500cc超2,000cc以下36,000円
2,000cc超2,500cc以下43,500円
2,500cc超3,000cc以下50,000円
3,000cc超3,500cc以下57,000円
3,500cc超4,000cc以下65,500円
4,000cc超4,500cc以下75,500円
4,500cc超6,000cc以下87,000円
6,000cc超110,000円

この自動車税の表を見る限りでは
軽自動車が770ccになった時点で自動車税が引き上げられることになります。

自動車税の値段は25000円程度。

多くの軽自動車を愛してやまない人の中には
「性能アップしてほしい」という人も存在します。

そういう人は「税金を上げないで性能アップしろ」という意見を持つ。

筆者としては軽自動車には軽自動車の良さがあり
その性能に落ち着いているのも理由があるからだと思っています。

そこまで性能が高い車に乗りたいなら
普通車を買えばいいだけの話でしょう。

普通車には1000ccのサイズの小さい車もあります

保険料が上がる

もし、軽自動車の排気量がアップし
性能がコンパクトカー並みになったとしましょう。

確実にお金を搾取されると思われるのが
「保険料」です。

 

自賠責保険とは違う任意保険のほうが

値上げされるのは間違いありません。

軽自動車が排気量アップされサイズアップしたとしても
危険なのは変わらないはずです。

また、一部の人は「軽自動車は事故を起こすと死ぬかもしれない」と
不安に感じている人も多いのではないでしょうか。

そういう不安材料を逆手に取り
保険料が値上がりする可能性は高いといえます。

自動車税に続き保険料までもが大幅に値上がりするので
軽自動車のうまみは消えてしまうでしょうね。

軽自動車の排気量が770ccになった場合のメリットとデメリット

軽自動車の排気量が770ccにアップしたとして
メリットがありますがデメリットもあります。

いったいどういうメリットがあり
どんなデメリットがあるのかを筆者の妄想を紹介していきます。

軽自動車が770ccになった場合のメリット

軽自動車が770ccに排気量アップしたとすれば
以下のようなメリットが考えられます。

  • 安全性の向上
  • 大幅な性能の向上
  • 車内が広くなる

まず、軽自動車の排気量アップに伴い
サイズアップもされる可能性があります。

 

理由としては、排気量アップするとなればエンジンも大きくなるわけですから
現在の規格では収まりきらないからです。

なので、排気量アップしたとして考えられるのが
サイズアップするのは明白。

そうなれば、軽自動車の問題である「クラッシャブルゾーン」も
解決する可能性が高くなるでしょう。

770ccになると性能アップするとエンジン性能も
上がる可能性があります。

軽自動車の問題である「非力なエンジン」が
少しパワーのあるエンジンへと進化するでしょう。

軽自動車が770ccになった場合のデメリット

軽自動車が770ccになった場合はメリットが大きくなりますが
その反面、デメリットも大きいものとなります。

おそらく排気量アップを願う人は
以下のようなデメリット部分に気が付いていない可能性もあるでしょう。

  • 燃費悪化
  • 重量が今よりも倍になる
  • 車検費用が増額される
  • 軽自動車のうまみが消える
  • 狭い道や小回りができなくなる

以上のようなデメリットがあるでしょう。

 

エンジンの排気量がアップすれば
走りに余裕ができます。

ですが、排気量アップ以前に比べると
燃費が悪化する可能性があります。

性能が上がると燃費も悪化するので
手放しで喜べないのも事実ですね。

最近は軽自動車でもハイブリッドが増加傾向にあるので
燃費も思ったほど悪くはならないかもしれません。

しかし、ハイブリッド車は新車値段が高くなるので
買う人がいるのかどうかは不明ですね。

重量は今でもコンパクトカーに近いか
コンパクトカーよりも重量が重い軽自動車も存在します。

ですが、排気量&サイズアップすると
さらに重量がアップするのは間違いありません。

ポイント

そうなると、コンパクトカー以上の重量になるので
車検費用も増額するということにつながっていきます。

つまり、軽自動車の重量税は一律していましたが
この辺も改正される可能性はあるでしょう。

 

サイズアップするということは
狭い道を走行することができなくなるということ。

維持費を含めた運転しやすさなど
軽自動車のうまみは確実に消え去るでしょう。

軽自動車が770ccになったら売れなくなる理由

軽自動車が770ccになると、確実に売れなくなります。

その理由は日本で販売されているパッソは
ヤリスほど人気があるでしょうか?

ちなみに、パッソのスペックは以下のとおり。

パッソの性能

エンジン型式1KR-FE
最高出力69ps(51kW)/6000rpm
最大トルク9.4kg・m(92N・m)/4400rpm
種類直列3気筒DOHC
総排気量996cc
内径×行程71.0mm×83.9mm
圧縮比—-
過給機なし
燃料供給装置EFI(電子制御式燃料噴射装置)
燃料タンク容量38リットル
使用燃料無鉛レギュラーガソリン

パッソは1000ccですが、軽自動車の排気量アップを望む人に近い車です。

馬力は、軽自動車より少し高い69馬力で
トルクは9.4kgとなっています。

軽自動車のN-BOXと比較すると、以下の通りです。

トヨタ・パッソの性能

ホンダ・N-BOXの性能

エンジン型式1KR-FEエンジン型式S07B
最高出力69ps(51kW)/6000rpm最高出力58ps(43kW)/7300rpm
最大トルク9.4kg・m(92N・m)/4400rpm最大トルク6.6kg・m(65N・m)/4800rpm
種類直列3気筒DOHC種類水冷直列3気筒DOHC12バルブ
総排気量996cc総排気量658cc
内径×行程71.0mm×83.9mm内径×行程60.0mm×77.6mm
圧縮比—-圧縮比12
過給機なし過給機なし
燃料供給装置EFI(電子制御式燃料噴射装置)燃料供給装置電子制御燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
燃料タンク容量38リットル燃料タンク容量27リットル
使用燃料無鉛レギュラーガソリン使用燃料無鉛レギュラーガソリン

スペックだけを見ると、パッソもN-BOXも
あまり変わりがないように見えます。

実際に現在のN-BOXを運転するとキビキビ走るので
思ったほどストレスは感じません。

次は、サイズを比較してみましょう。

トヨタ・パッソのサイズホンダ・N-BOXのサイズ
全長×全幅×全高3650×1665×1525mm全長×全幅×全高3395×1475×1790mm

パッソのサイズは「全長3650×全幅1665×全高1525m」で
国産の普通車の中では小さい部類になります。

N-BOXのサイズは「全長3395×全幅1475×全高1790mm」で
パッソのほうが当然ですが少しだけ大きい。

ポイント

ただ、軽自動車が770ccになりサイズアップしたとすれば
パッソくらいのサイズになるのではないかと予想します。

さらに、エンジン性能もパッソと同等になるので
思ったほど性能アップしないことに不満を漏らす人も増えるのではないでしょうか。

 

そう考えると、サイズ&排気量アップした軽自動車が売れなくなるのは
もはや明白としか言えません。

過去に「ベリーサ」という性能の高い車も実在しましたが
ユーザーのニーズに合わずに姿を消しました。

続いて、パッソ/ブーンも
ダイハツ・トヨタの販売ページから姿を消しました。

この意味を理解できたなら
軽自動車の排気量アップがないということも理解できるはずです。

つまり、多くのユーザーが軽自動車に求めているのは
パワーではなく「快適空間」「安全性」なのかもしれませんね。

まとめ

過去にサイズが小さいコンパクトカーは
各メーカーに1台は販売されていたように思えます。

しかし、そうしたサイズが小さい車種は姿を消していきました。

その理由としては、軽自動車に求められているのはパワーではなく
室内空間の快適性と安全性ではないかと予想します。

一部の人は「エンジン性能」に不満があるようですが
ごく少数の意見が通るとは思えません。

つまり、パッソやベリーサに関して言えば「失敗」という結果になっているので
軽自動車の排気量アップはないと考えられます。

 

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よしぶー

よしぶー

実際にガソリンスタンドに勤務し、エンジンオイル交換や洗車などの作業を5年ほど経験。
自身の愛車も自分で電装パーツの取り付けや、チューニングなども行ったことがある。
ウェブライターとして10年以上の経験があり、車関連の記事など経験をもとに執筆。

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