いわくつきの中古車を見分ける方法【オコシ車の見分け方】
中古車は安い車が多いですが
中には「いわくつき」の中古車もあります。
さらに、廃車寸前の事故車までもが
中古車に紛れ込んでいることもあります。
廃車寸前の事故車を一般公道で走行できるようにした車を
「オコシ車」と呼ばれています。
Contents
廃車寸前の車とはどういう状態?業者に利益はあるのか?
廃車寸前というからには
事故を起こして本体は相当なダメージを受けている車両です。
また、水没車も廃車寸前というべき車両と言えますね。
さらに、廃車寸前の車を本格的に修理をするとなると
多額の費用が掛かってしまいます。
ですが、目に見える部分だけをキレイに修理して
中身は手を加えなければ費用は安く抑えられます。
なので、ダメージの大小にかかわらず「修復歴あり」で販売すれば
他の「程度がマシな中古車」に紛れさせることもできるのです。
中古車販売店の中には、そうした悪質な販売業者も存在しているのが現実です。
事故車のオコシ車を買うと大変なことになる!?
過去に、オコシ車という事を知りつつ
10万円ポッキリの車を買ったことがあります。
その中古車の車内は「たばこの臭い」がとても強くて
気分が悪くなりそうなほどでした。
助手席には赤いシミなども
その10万ポッキリの車にはありました。
赤いシミが何だったのかは、あなたの想像にお任せします。
筆者が過去に乗ったオコシ車は
ブレーキを強く踏むと後輪が勝手に滑り出すという危険な車だったのです。
さらに、どうして10万ポッキリで買った中古車が
「オコシ車」だと知ったのかは販売業者が暴露したからです。
基本的には、その業者は善良なのかもしれませんが
お客さんに納得してもらって買ってもらう姿勢はあるようでしたので
その業者から訳ありの車を納得したうえで激安で買ったのです。
基本的に、「オコシ車」というのは
どんな後遺症が出るのかわからないため危険であると認識しましょう。
オコシ車を見分ける方法はない?!
基本的に、オコシ車には低年式車と高年式車にもあるので
値段で判断するのは非常にむつかしいのです。
たとえば、10万円で買った中古車はまともで
80万円出した中古車がオコシ車だったという実例もあります。
オコシ車の可能性があるというのは
店を見ただけで判断できることもあります。
たとえば、スクラップ業者が傍ら中古車を営んでいる場合は
非常に怪しいと思っても良いでしょう。
筆者が経験した事例では、スクラップ業者から
中古車を1万円で買った車は田んぼの臭いが車からして
ブレーキランプのカバーを外すと、その臭いは強くなりました。
田んぼに落ちた事故車だと思われますが
こうした車にクレームをつけると業者は逆切れするので要注意です。
「それを承知で買ったんだろう!」とメチャクチャ怒ってきます。
先ほどとは違う業者ですが
筆者が中古車販売店から帰宅途中で車のブレーキが取れたと
販売業者に言ったら逆切れされたという経験をしています。
年式の相場よりも異常に安くて走行距離も10万km未満の場合は
「オコシ車」の可能性もあります。
そうではない車もあるのですが警戒はしたほうが良いという事ですね。
そして、オコシ車の見分け方はプロでも難しいですが
事故車を避けたいなら「修復歴あり」を避けるしかないでしょう。
車の骨格にダメージが無い事故車は修復歴なしで販売される!?
車の骨格にダメージが無い事故車の場合は
修復歴なしで販売されるケースがあります。
たとえば、助手席のドアにバイクが追突して
バイクを運転していた人が死亡しても事故歴は無しで販売されるのです。
なぜなら、骨格部分にダメージを受けていない状態で
交換できる部品の損傷は「修復歴なし」でも
販売できるからで業者間でも事故車にはならないからです。
さらに、中古車として販売する車が事故車でも事故の内容や
詳しい状況を表示する義務が無いので事故車と見分けがつかない状態で販売されるのです。
確かに、本当に走行不能となった車両は
部品取り車になりますが、まだ使える車両は
普通に中古車として販売されるのです。
まとめ
事故を起こした車でも車内自殺をした車でも
中古車として販売されることが多いです。
確かに、単なる多走行車の場合は
あまり気にする必要はないかもしれません。
しかし、メーカーのモデルチェンジが発表もしていないのに
相場よりも異常に安い中古車は「何かある」と思っても良いといえます。
確かに、お得度は高いかもしれませんが
大小問わず車体にダメージを与えている事故車の可能性があります。
もし、「修復歴あり」と表示しているなら
避けるべき中古車だと考えられます。
出来る限り新車を買うほうが良いですが
そういうお金が無いという場合は
慎重に中古車を選ぶと良いでしょう。