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ディーラーによって違う?入庫拒否の基準とは

コラム
この記事は約 13 分で読めます。

車を所有しているとディーラーにも
お世話になることもあるかもしれません。

人によっては「俺はディーラーには行かない」という人も
いるかもしれませんが、今回はディーラーに車を持ち込む人に向けた記事になります。

ただ、車好きでカスタムをしている場合でも
ディーラーのお世話になることもあるでしょう。

そういう場合に、入庫拒否されるかどうか
不安になることもあるかもしれません。

本記事では、入庫拒否の基準やディーラーによっても
基準が異なるのかについてお伝えをしていきます。

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ディーラーの入庫拒否とは何か

ディーラーの入庫拒否とは
保安基準に適合していない改造を施した車を門前払いする意味を持っています。

普通の車の場合は、入庫拒否にはならないでしょう。

 

ただ、車ではなく人間のほうに問題がある場合は
別の意味で入庫拒否というよりも来店拒否される場合もあります。

「カスタムしているから」といって
すべての車が入庫拒否されるわけではありません。

筆者が所有していたミライースも現在所有しているデミオも
カスタムをしていますが、入庫拒否されたことは一度もありません。

入庫拒否の一般的な原因

入庫拒否の一般的な原因は
保安基準不適合車であるということです。

まだナンバープレートカバーが合法だった時代に
スバルディーラーに入庫しようとしたら
拒否された上に門前払いされた経験があります。

 

ただ、ナンバープレートカバーを外して
もう一度来店したら快く入庫させてもらえました。

それくらい、ディーラーはカスタムに対し
厳しい目で見ているのです。

なぜディーラーは改造車を入庫させないのか?

勘違いしてはいけないのが、改造車すべてを
ディーラーは入庫拒否しているわけではありません。

とはいえ、ディーラーには入庫拒否する
いくつかの基準があり、各ディーラーによっても
ポリシーや法律、安全性の観点から決められることが多いです。

 

ディーラーでは安全性が確保できない改造をしている車に対し
入庫拒否することがあります。

車の構造や性能が変わってしまうと
予期せぬトラブルが起きる可能性も考えられます。

たとえば、ショックアブソーバーをスポーツ仕様に変更したとすると
車の安全性や操縦性に影響が出る可能性があるので
入庫できないまたは修理できない可能性があります。

ただ、ブレーキパッドをスポーツ仕様に変更したとしても
入庫して交換してくれるケースも多いですね。

しかし、一番理解できないのが社外ストラットタワーバーをつけると入庫拒否するのに
自分とこのメーカーに関係するスポーツ部門のストラットタワーバーならOKみたいなケース。

実際に筆者が経験したことですが
一番理解できませんでした。

つまり、ディーラーの方針によっては
条件が変わるということになりますね。

各種カスタムや修理による影響

基本的に、改造している部分の修理は
できないと聞いたことがあるんです。

筆者は経験がないのですが10年程前に
そんな内容のブログ記事で読んだ記憶があります。

ここでは、一般的に入庫拒否される内容について
一つ一つ紹介していきましょう。

ホイールやタイヤに関する入庫拒否

ホイールやタイヤが少しはみ出しても
ディーラーでは入庫拒否になる場合があります。

以下は筆者の経験ではあるのですが・・・

 

筆者は中古で社外ホイールを買ったことがあるのですが
センターキャップがはみ出ているので入庫できないといわれました。

「目視だけで何がわかる」と筆者は少しムッとしたことがありますが
丁寧に「なぜはみ出ているのがわかるのか?」を教えてもらいました。

なので、センターキャップを外すだけで
入庫はできると言われて当時は変な気分だったのです。

2017年より前の話なので、2017年の法改正以降は
10mm未満ならタイヤがはみ出ても認められるようになりました。

ホイールに関しては現在も、フェンダー垂直面からタイヤ、ホイール、ホイールキャップ、ホイールナットなど
はみ出てはいけませんし車検にも通らないので注意が必要です。

マフラーなどの入庫拒否

マフラーで入庫拒否となる場合は
まず音量が明らかに大きい場合でしょう。

排気ガス規制に適合しないマフラーの場合は
調べてみないとわからないことなので
この辺はグレーな気もします。

ただ、車検に明らかに通らないであろうマフラーは
入庫拒否どころか、店内にすら入れてもらえる可能性は低いです。

車高調取付で入庫拒否

多くの人が勘違いし、デマ情報を流して
4cm以上の車高の変更は構造変更といわれていますがデマです。

車高が4cm以上低くなっているケースであっても
それは不正改造にはなりません。

 

4cm以上の車高の変更で構造変更が必要という誤った認識が
なぜか定着しつつあり、あたかもそれが真実かのようになっていますね。

車高調取付だけなら
問題ない場合のほうが多いかもしれません。

ただ、ディーラーの方針や整備士や営業マンの判断にゆだねられる場合もあるので
同じ店で見てもらったとしても、人が違えば意見も全く違うと思ったほうが良いでしょう。

エアロパーツに関する入庫拒否

ボディサイズが変わってしまうような
エアロパーツ装着車の場合は入庫拒否されます。

保安基準では、全長±3センチ、全幅±2センチ、全高±4センチとなっています。

上記の範囲内でエアロパーツを装着しているなら
入庫拒否されないでしょう。

エアロパーツに関する入庫拒否は
明らかなボディサイズが変わっていると判断したのみだと思われます。

なぜディーラーは入庫拒否するのか?

ディーラーが改造車を入庫拒否する理由は
どこの馬の骨かもわからない店の商品を取り付けて
ディーラーに入庫され業務進行が滞ったとき。

客に説明して、その客が面倒な奴だったら
ひょっとしたら店の信頼を失う可能性があります。

 

建前的に「部品の損傷が怖い」に近い内容の言い訳をするかもしれませんが
プロの整備士が、できないわけがないじゃないですか。

しかし、メーカーの看板を背負っている以上は
おかしな真似ができないのです。

勘違いしている人もいるかもしれませんが
保安基準のマフラーだからと言ってディーラーに入庫できるかは別問題です。

マフラーも劣化していけば、保安基準適合品なのかもあやしいもの。

そんな怪しいものがついている車を整備したことで
SNSに投稿され話題にもなると店の信用やメーカーの看板に傷が入るというものです。

そういうのが怖いからこそ
ディーラーは改造車は入庫拒否することもあるのです。

筆者も、いろいろなカスタムや改造をしていますが
どれもメーカー直営店みたいな店が開発したものばかり。

なので、マツダディーラーで入庫拒否されることはありません。

各ディーラーごとの基準の違い

ディーラーは運営会社が違えば
基準も方針も違ってきます。

ディーラーと言っても運営会社が違うケースがあり
どのディーラーもメーカーが直接営業しているわけではありません。

 

確かにメーカー直営店もあるのですが
メーカーとは直接関係ない運営会社があり
ディーラーとして店を運営していることもあるのです。

それらはサブディーラーとも呼ばれていますね。

こうした運営会社によって
基準や方針が違うことがあるので注意が必要ですね。

各メーカーの入庫拒否事例

いろいろなディーラーで入庫拒否事例というものがあり
参考になる事例もあります。

ただ、ディーラーによって基準の違いはあるものの
やはり、基本となる基準はすべて同じなので
違いがあるといってもユーザーからすればわかりにくさはあるかもしれません。

各メーカーのディーラーで
入庫禁止になった事例を見ていきましょう。

スズキの場合

ネット検索するとスズキ・スペーシアで
入庫拒否されたという経験を持つ人がいました。

半年点検で入庫拒否されたとのことですが
エンジンオイルなどの交換では入庫できたそうです。

ただ、ディーラーによってはタイヤやホイールナットがはみ出ていても
修理やエンジンオイル交換程度の作業なら問題はないみたい。

しかし、正式な点検などの場合は
厳しい目で見られるようです。

トヨタの場合

トヨタの場合は、プリウスαで入庫しようとしたら
ホイールのスポーク部分がわずかに出ているだけで
入庫拒否となったそうです。

ただ、この経験をした人の証言では「このまま車検に通し合格した」とのことですが
それでも入庫はお断りされました。

マツダの場合

フレアワゴンで、マツダ入庫拒否されたという事例がありました。

ただ、筆者も写真で入庫拒否されたフレアワゴンを見ましたが
「これは入庫拒否されて当然」という外見でした。

フレアワゴンのオーナーさんも「入庫できないだろう」と
思っていたそうでしたが、案の定入庫拒否されたようです。

まず、いろいろ法的にマズいものがたくさんあり
一番わかりやすいのが「ヤンキーホーン」などや
ルームランプの照明の色が変化するというものとかいろいろ・・・

ダッシュボードにLEDのイルミを取り付けていたり
前方視界を妨げるモニターなどが取り付けられていたりしてましたね。

入庫するためにたくさんのものを外して
何とか入庫できたようです。

日産の場合

シーケンシャルウインカーの取り付けで
入庫拒否された事例があります。

ちなみに、シーケンシャルウインカーとは
流れるウインカーのことです。

 

ただのシーケンシャルウインカーなら問題ないですが
最初から最後まで点灯しない場合は基準に合わないということで
入庫拒否となるようです。

社外品のシーケンシャルウインカーを取り付けると
車検に通らないばかりか、ディーラーの入庫禁止となる場合もあります。

シーケンシャルウインカーの保安基準は
以下の通りとなっています。

・LEDの点灯は内側から外側に向かって点灯すること。
(車体の内側から外側に向かって点灯)または、中心から放射状に広がって均一かつ連続的に点灯すること。
・LEDは点灯後、全てのLEDが点灯するまで点灯し続けること。(画像参照)
・全てのLEDは同時に消灯すること。(画像参照)
・点灯周期は毎分60回~120回以下の一定周期で点滅すること。
・LEDの流れ方は左右対象であること。
・他のウインカーの点滅周期と同じであること。

ホンダの場合

ホンダディーラーに12か月点検に行ったが断られたという
入庫拒否の事例がヤフー知恵袋にありました。

入庫拒否された理由としては、車のサイズを超える
エアロパーツとオーバーフェンダーが原因のようでした。

 

仮に、構造変更をしていたとしても
元の車のサイズと異なる車を整備していると
ディーラーとして色々なことを言われてしまうのです。

本人は公認だと主張しても何も知らない人は
信用しないでしょう。

密告者は「公認じゃないほうが面白い」から
ディーラーに明らかな改造車を整備していると
動画撮影され「X」にポストされてしまうのです。

おそらく、題名は「違法改造車を平気で整備するディーラー」にして
整備士の作業服を見えるように撮影することでしょう。

そうなると、ディーラーは一気に信用を失います。

本人が公認だと主張してもディーラー側が車検には通るといったとしても
世間は、それを許さないでしょう。

ほかにも、個人ブログで入庫拒否の事例があったので
そちらも紹介しましょう。

ブログを読む限りでは、新車で買った車に
社外品のLEDタイプのテールランプに交換。

5年間もそのままで、点検も同じホンダディーラーで行っていたそうです。

ですが、ある日ホンダに車を持ち込み
オイル交換と定期点検をしてもらったそうですね。

該当するブログ記事を読み進めると

「テールランプを社外品に変えてありますよね?」

と確認を整備士がしてきたとありました。

社外品のLEDタイプに交換している場合は
入庫できないといわれたようですね。

筆者の経験では、スバルとホンダは
かなり厳しい感じがしました。

ですが、ここまで厳しいとは思いもしてませんでしたね。

ディーラーに入庫拒否された場合の対応策

ディーラーに入庫できない車の特徴としては
車検に通りそうにない車が多いということ。

もし、ディーラーに入庫拒否された場合は
諦めてカー用品店に行くというのもよいかもしれません。

 

ただ、ディーラーでしか修理できないという場合は
ほかのディーラーに行ってみるとか
町工場の修理屋さんに持っていくしかないでしょうね。

ただ、同じメーカーのディーラーと言っても
運営会社によっても厳しさも違いがあります。

なので、同じ店に行くのではなく
遠くに離れた店に行ってみるというのも一つの方法だといえるでしょう。

ディーラーが嫌がる客ってどんな客?

多くの人が勘違いしているようですが
ディーラー営業マンは「飛び込み客」を嫌っているわけではありません。

アポなしで、いきなり車を見てもらおうとしている客が
大嫌いなのです。

 

基本的にディーラーは、すべての客を歓迎しますし
新規顧客に関しても大歓迎のはずです。

逆に、新規顧客を手放すディーラーがあるなら
それは今の時代に合わないスタイルだといえるでしょう。

ディーラーがこよなく嫌っている「飛び込み客」とは
電話予約なしで訪問してくるお客さんのことです。

ただ、ディーラーによっても対応が異なりますし
緊急性のあると判断した場合は飛び込み客でもみてくれることがあります。

緊急性のあるとはどういうことかといえば
命の危険にかかわる修理になるでしょう。

その場合は、車を置いて行ってもらう必要もあるので
緊急性は高いといえるでしょう。

命の危険があるとわかっていて門前払いすると
逆にディーラーのほうが悪くなる。

ただ、ディーラーは基本的に代車がないので
車を預ける場合は、公共交通機関を利用するしかないかもしれません。

それ以外の「メンテナンス系」に関しては
電話予約なしだと本当に対応が悪くなりますね。

予約客が多いとか特定のキャンペーン期間中の場合は
飛び込み客の対応に時間を割くことがむつかしいのです。

さらに、修理やメンテナンスをする場合でも
事前予約がないと部品の在庫確認や技術スタッフの手配も
難しくなるのでディーラーは嫌がるのです。

ディーラーに飛び込み修理は可能?

突発的なトラブルや湖沼の場合は
仕方がないといえます。

たとえば、いきなり車が加速しなくなったとか
エアバッグの警告灯が点灯するようになったとかなら
飛び込みでもみてもらえる可能性があります。

 

そういう場合は緊急性が高いので
嫌がる人は少ないといえるでしょう。

ただ、事前の予約がないので修理の流れは
一般的な手順とは若干異なる場合もあります。

緊急性の高い飛び込み修理の場合は予約がないので
即時対応がむつかしいことが多いです。

それでも、ディーラーは可能な限り
敏速な対応をしてくれることが多いといえます。

ただ、緊急時ではない場合は
事前に電話で相談したほうが良いでしょうね。

まとめ

ディーラーは飛び込み客を嫌がるのかといえば
そんなことはありません。

事前に予約の電話を入れない客を
ディーラーは嫌がるのです。

電話で事前予約をしない客は
新車を買ったとしても嫌がられるでしょう。

なぜ、事前予約をしない客は嫌われるのかといえば
準備も何もしていないのにいきなり来られても困るからです。

 

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よしぶー

よしぶー

実際にガソリンスタンドに勤務し、エンジンオイル交換や洗車などの作業を5年ほど経験。
自身の愛車も自分で電装パーツの取り付けや、チューニングなども行ったことがある。
ウェブライターとして10年以上の経験があり、車関連の記事など経験をもとに執筆。

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