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そのDIY整備は違法です!プロに任せるべき整備というのは何か検証

車のメンテナンス この記事は約 7 分で読めます。

車の分解整備は「整備資格」がないと
やってはいけないと本気で考えていませんか?

おそらく、そのように考えている人のほうが
天然記念物級に指定されるくらい少ないかもしれません。

逆に、愛車の整備は自分でしても良いと考える人のほうが
圧倒的に多いけど、そういう環境ではないというほうが多いのではないでしょうか。

過去に、タイヤが外れて事故を起こしてしまったという事故があり
ニュースにもなっていましたが、あれはワイド トレッド スペーサーを取り付け
メンテナンスを怠ったから起きた悲惨な事故です。

本記事では、分解整備だけではなくDIY整備全般において
違法性があるのかどうかについてお伝えしていきます。

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愛車の整備には整備資格は必要?

実は、自分の車の整備に関しては
資格は必要ありません。

たとえば、ラジエーターの交換などや
クラッチの交換などは知識があるなら無資格でも作業しても良いのです。

 

車の整備を料理に例えてみれば分かりやすいと思いますが
自宅で料理をするのに違法性はありませんよね。

さらに、他人に無償で料理を作ってあげるというのも
違法ではありません。

しかし、無資格で店を開いてお金を頂く代わりに
料理を作るというというのは立派な犯罪です。

つまり、車の整備も無資格でも他人の車を整備できるのですが
お金をもらってはいけないのです。

ガソリンスタンドでは無資格者がオイル交換をしても良い!

ガソリンスタンドにもよるかもしれませんが
一人か二人くらいは整備資格を持った人がいて
他は整備資格がないということが多いです。

その中で、オイル交換やタイヤ交換など「軽整備」と言われる作業を
整備資格がない人が作業することもあります。

 

筆者もガソリンスタンドで働いていたころは
無資格ではあったものの、他人様の車のエンジンオイルを交換していました。

この場合は、「軽整備」に該当するので
違法性は全くないのです。

重要保安部品以外の軽整備以外なら
誰でも、作業は可能ということになります。

つまり、エンジンオイル交換やタイヤ交換
ホイールの交換作業などは無資格でも可能ということになります。

「愛車は整備士にすべて任せるもの」は間違い?!

自分の車は全て整備士に任せるのは、間違いではありません。

筆者も自分ではできない作業に関しては
プロに任せることもあります。

・住宅密集地で作業できる広場がない
・月極k駐車場
・知識も自信もない

 

以上のような場合は
プロに任せたほうが良いでしょう。

ただ、知識がある場合はできる範囲は
自分で作業したほうが良い場合もあるかもしれません。

素人が車を整備すると事故につながる

車の整備を素人が作業すると
事故につながるというのは半分間違っています。

たとえば、タイヤ交換などは正しい知識を持って作業をすれば
素人が作業しても事故につながることはありません。

 

ただ、資格を持っているディーラー整備士であっても
ミスや確認不足というのがあるので
場合によっては事故につながってしまう危険もあるのです。

車を整備するにあたって、行う作業をすると
どういう危険があるのかという知識を持つことが重要かもしれません。

たとえば、ブレーキパッドの交換などは
命の危険もあるので事前に準備する必要があります。

どういう危険があるのかを知ったうえで作業を行い
作業後は安全に動作するかをチェックすることも怠ってはいけないでしょう。

結局、自分の車を素人が整備するのは違法なのかどうかについては
保安基準「道路運送車両法第47条」で記されている通りとなります。

道路運送車両法第47条

「自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、
当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。」

参考元:道路運送車両法第47条

ジムニーの札幌タイヤ脱輪事故について思うこと

出典:北海道ニュースUHB

2023年11月札幌市西区で軽乗用車のタイヤが外れ
当時4歳の女の子に直撃した事故がありました。

事故を起こした所有者の男は過失運転致傷と
不正改造をした道路運送車両法違反の疑いで逮捕されています。

 

軽乗用車とは改造を施したジムニーのことですが
当ブログで問題視したいのは「ワイドトレッドスペーサー」です。

ただ、普通の合法ワイドトレッドスペーサーで
増し締めしていたり定期的なメンテナンスをしているなら
問題は起きなかったでしょう。

しかし、この男性は全て人任せで
しかも普通よりも幅の広いワイドトレッドスペーサーを取り付けていました。

また、全てのナットが取れていた事も確認されているので
これは、完全に整備不良ではないかと筆者は思うのです。

ポイント

仮に、ワイドトレッドスペーサーを取り付けるとして
ネジの長さに応じてナットも交換すべきであり
ホイール交換でも慎重に考えるべき部分だと筆者は考えています。

ただ、「そこまでしなくてもいい」という意見を持った人は
この男性と同じような目にいずれなるのではないでしょうか。

 

命の危険がある部分を整備するなら
慎重に作業をするべきだと筆者は思うのです。

タイヤ脱輪事故は素人が交換したから起きたのか?

結論を先に言えば、タイヤ脱輪事故の原因は
「素人だから」というのは全く関係ありません。

さらに、「俺は改造をしていないから」というのも
全く当てはまらないのです。

 

タイヤ脱輪事故というのは不正改造をしていなくても
スタッドレスタイヤに自分で交換したとしても
起こる可能性があると思ったほうが良いでしょう。

一般的にタイヤの脱落しやすいのは「左後輪」と言われており
国土交通省がまとめた自動車メーカーの報告によれば

・右前輪が2%
・右後輪が3%
・左前輪が1%
・左後輪が94%

となっています。

左側のタイヤのナットは
緩む方向に力が働いています。

つまり、外れやすく脱輪する危険があるということです。

異常があれば緊急停止する必要がある

車を運転していて、何らかの異常を確認したら
そのまま走行するのではなく、ハザードを点灯させ
安全な場所に停止するほうが良いです。

そうでなければ、悲惨な事故を招く危険も考えられます。

 

タイヤを交換した場合や何らかの改造を施し
タイヤを外したなら増し締めを定期的に行うほうが良いかもしれません。

素人だからこそ安全も確保する必要がある

資格がないからこそ、安全を確保する必要があります。

たとえば、ショックアブソーバーを交換するという場合に
車載工具のパンタジャッキのみを使用するというのは
大変危険を伴います。

 

万が一、何らかの拍子でパンタジャッキが外れてしまうと
作業者のほうに車が倒れてくる危険があるのです。

そうならないためにも、ショックアブソーバーなどや
車の下にもぐる場合はウマなどで固定する必要があるでしょうね。

素人でもプロでも

・不安全な行動
・不安全な状況

この二つが重なれば重大な事故は起きてしまいます。

だからこそ、安全に細心の注意を払い
作業をする必要があるのですね。

まとめ

DIY整備は特に違法性はありませんし
自分の車であるなら全く問題はありません。

むしろ、自分でできる整備は自分でしたほうが良いという法律も
確かに存在しているので、自分で分解整備をしても良いのです。

ただ、分解整備をする勇気がないという場合は
プロに任せたほうが無難だといえるでしょう。

これまで作業をしたことがないことに挑戦するのは良いことですが
その前に、必要な知識と安全に関して学ぶ必要があるでしょうね。

 

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