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タイヤのローテーションはどれくらいの距離が目安?【本当に必要ないのか?】

車のメンテナンス この記事は約 7 分で読めます。

一般的にタイヤのローテーションはしたほうが良いと言われています。

ですが、どれくらいの距離を走行したらタイヤのローテーションをすべきなのかや
タイヤの溝がどれくらいになったら行うべきかを紹介していきます。

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タイヤの寿命と減りやすいタイヤの位置とは?

ご存知と思いますが、タイヤが最も減りやすい位置というのは
駆動輪側のタイヤになります。

たとえば、FF(フロントエンジン・フロントドライブ)は
前輪が駆動輪となるので前輪側のタイヤが一番タイヤがすり減りやすいです。

 

さらに、タイヤの寿命というのは「3年~4年」と言われています。

でも、駆動輪以外のタイヤまでも均等に
タイヤの溝が減っていくという事はまずあり得ません。

駆動輪のタイヤは駆動輪以外のタイヤと比較して
1/2~1/3の寿命といわれています。

装着するタイヤの位置によって減り方が違うので
この摩耗状態を均一にするという行為が「タイヤのローテーション」です。

タイヤのローテーションはいつすれば良い?

タイヤのローテーションは基本的に
走行距離「5千キロ~1万キロ」が目安となります。

走行距離として考えるなら半年から1年に1度みたいな感じになります。

 

筆者の場合は、タイヤの溝が2mmの差が出れば
タイヤのローテーションを行うようにしています。

タイヤは、永久に使えると思っている人もいるようですが
実は、タイヤが古くなれば性能が衰えていきます。

理由は、ゴム自体が劣化していくため
本来の性能が発揮できなくなるのです。

タイヤのローテーションは本当に必要なのか?!

タイヤのローテーションをすると損をするという理由で
FFなどの車なら前輪のタイヤだけを交換し後輪のタイヤを前輪に
新品タイヤを後輪に取り付けるという方法をする人もいます。

こういう方法を行うのは大変危険です。

 

理由は、FF車なら数年間使用した後輪の古いタイヤを前輪に付けて
後輪に新品タイヤを付けると雨の日に前輪から滑り始める危険も考えられるからです。

しかも、古いタイヤは硬化して柔軟性が無くなり滑りやすい状態になっています。。

もし、タイヤのローテーションをやらないというなら
全てのタイヤを新品に交換したほうが安全です。

溝が残っているからと言って5年以上も使用するというのは
自殺行為だと言っても過言ではありません。

しかも、5年以も経過した古いタイヤでも
スリップサインが出るまで使えるというのは
タイヤに対して無知な人間の言うセリフだといえます。

ポイント

本当にタイヤについて詳しい人間なら
5年間保管したタイヤであっても使用はしないでしょう。

つまり、5年も経過しているタイヤなら
溝が残っていても交換したほうが良いという事です。

 

タイヤのローテーションを素人が作業すると危険って本当?

結論を言えば、素人であっても
安全に注意をして慎重な作業を行えば危険ではありません。

筆者は知識がない人が行う作業を
「素人作業」と呼んでいます。

 

素人作業とは、なにも整備士資格が有る無しではなく
安全な環境を確保できない作業を指しているのです。

たとえば、整備士資格を持っていても
危険な方法で作業をしているなら
それは「素人作業」と筆者は言います。

素人作業がなぜ危険と言われるのかについて
少し解説をしていきます。

脱輪する危険がある

タイヤを交換すると、走行などで発生する振動などで
ナットが緩む可能性があります。

多くの店舗では「100キロ走行したら増し締めに来店してください」と
そのように呼びかけてくることが多いですね。

 

ちなみに「増し締め」とは、減にしまっているボルトを
さらに締め付けることを言います。

これを「二度締め」とも言われていますが
一般的には「増し締め」というほうが理解しやすいでしょう。

増し締めをしていないタイヤは
脱輪する可能性があるので増し締めはしたほうが良いですね。

トルクレンチでタイヤを絞めつけても
緩んでしまう可能性があります。

また、体重をかけてホイールナットを締め付ける人もいますが
これも危険な行為です。

トルクレンチを使用するのが適切ですが
持っていないなら手の力でキツく締め付けて
100キロ走行したら増し締めをするほうが良いかもしれませんね。

ポイント

プロにお願いしてタイヤ交換をした場合でも
安心はできません。

同じように100キロ走行したら
自分で増し締めするようにしたほうが良いでしょうね。

 

ジャッキアップ時の事故

個人がタイヤ交換をする場合は、平らな場所で
作業できるとは限りません。

凹凸のある場所で作業する人もいるでしょうし
勾配のある場所で作業をする人もいるでしょう。

 

筆者がタイヤ交換をする場合は
必ず「輪止め」を使用します。

輪止めとは、車が動き出さないようにするためのものですが
タイヤ交換をする場合は平らな場所でも使うようにします。

「そこまでしなくても」という考えが油断を生み
危険につながる可能性があると筆者は考えているのです。

なので、輪止めを使用して車載工具は
一切使わないようにしています。

ポイント

ジャッキアップで注意したいことは
以下の通りです。

・車体に対し、ジャッキを正しい設置位置にする
・地面が平面でないなど、ジャッキの設置場所が不安定なので作業は慎重に
・車輪止めを使用する
・サイドブレーキをかける
・できるなら車載工具のパンタジャッキは使用しない

油圧ジャッキは3000くらいで販売しているので
車載工具よりも油圧ジャッキを使用するほうが良いかもしれませんね。

まとめ

タイヤのローテーションをしてもハンドルがビビるとか
タイヤから激しい振動が起きるということはありません。

筆者自身も色んな中古車で何度もタイヤのローテーションをしていますが
そういう経験は1度もしたことがありません。

 

これまで、「ホンダ」「スズキ」「ダイハツ」「マツダ」「三菱」「スバル」「トヨタ」と
色んなメーカーの車に乗ってきてタイヤのローテーションも何度もしています。

これまで、危険を感じたことは一度もありませんでした。

さらに、タイヤをケチってタイヤの溝が減っている2本だけ
新品にして使用するという方法もネットで調べるとありました。

ですが、そういう方法は大変危険なのでやめたほうが良いでしょう。

理由は、タイヤというのは5年経過すると性能が大きく低下するので
本来のタイヤの性能を発揮できなくなりタイヤが滑りやすい状態になるからです。

しかも、タイヤの柔軟性も失われ硬化するので
滑りやすい状態で使用することになります。

確かに、タイヤメーカーが3年は新品の性能を維持できると発表しているかもしれません。

しかし、タイヤの使用状況やメンテ方法によっては
3年も新品同様の性能を維持できるかというのも疑問が残りますけどね。

タイヤの製造年月日は以下のページでも紹介しているので
知りたい人は参考にしてみると良いでしょう。

↓↓     ↓↓

夏用タイヤが最も安い時期と製造年月日の見方

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