djデミオのオルタネーター交換費用は?寿命はどれくらい?強化品はあるのかも紹介
筆者のデミオを車検に出したときに
指摘されたのが「オルタネーターが弱っている」とのことでした。
なので、オルタネーターの交換費用について
今回は実際にカー用品店とディーラーで聞いてみたのでシェアしたいと思います。
Contents
オルタネーターとは?役割なども紹介
オルタネーターとは簡単に言えば発電機。
エンジンの指導やカーオーディオ、カーナビやヘッドライト、ルームランプと言った
電装品に電力を使用しています。
現代の車を動かしたり安全に運転するには
電力が必要なのです。
そうした電力を生み出す装置が、オルタネーターと言えます。
オルタネーターはエンジンの回転により
ベルトによってプーリーに伝わりコイルの中にある電磁石が開店することで
発電しているのです。
オルタネーターとは、発電機と整流器で構成された部品と言えます。
ダイナモとの違い
古い世代だとオルタネーターのことを「ダイナモ」と表現する人もいて
ディーラー営業マンでもベテランになるほどその傾向が強いといえます。
結論を言えば、オルタネーターもダイナモも
発電機であることに変わりはありません。
ですが、ダイナモが発生させる電力は
直流電流です。
さらに、ダイナモの場合はエンジン回転数が上がらないと
十分に発電できない欠点もあるのです。
なので、オルタネーターよりも発電効率が低いのが
デメリットと言うことになります。
現在は、オルタネーターのほうが簡単な構造のため
オルタネーターのほうが主流であると思ったほうが良いでしょう。
オルタネーターの故障と症状
オルタネーターは走行距離が10万キロに近づくと
故障する可能性が高くなります。
次は、オルタネーターが故障する兆候とは
いったいどういうものかを一つ一つ紹介していきましょう。
異音が発生する
エンジンルームから異音が発生する場合は
オルタネーターが故障している可能性があります。
エンジンルームから聞こえる異音の原因は
点検しないと分らないことが多いです。
とはいえ「カラカラ」「キュルキュル」と言う感じの異音がした場合は
開店する部品に異常があるということが多いといえます。
仮に異音がするということが分かった場合は
早めにディーラーか整備工場に車を持っていき点検を受けてください。
電装品の異常
電装品の異常は電気系統のトラブルや
故障が原因と言うのは誰でもお分かりだと思います。
オルタネーターが故障している可能性も
この場合は否定できません。
たとえば、ライト類がチカチカしたり
オーディオなどの電装品に不都合がある場合は
電気系統のトラブルの前兆だと考えたほうが良いでしょう。
エンジン出力の低下
オルタネーターが故障するとエンジン出力が
低下することもあるようです。
オルタネーターによって発電された電力は
エンジンを動かすためにも使用されています。
なので、オルタネーターが故障してしまうと
バッテリーの充電ができなくなり
エンジンの出力が低下するということにもつながるのです。
たとえば、エンジン始動時や加速時に違和感がある場合は
オルタネーターが故障している可能性も考えられます。
何か違和感を感じた場合は車が動くうちに点検に出して
必要に応じて修理や部品交換をしたほうが良いかもしれませんね。
バッテリー警告灯の点灯
バッテリー警告灯が点灯する場合も
オルタネーターが故障している可能性があります。
バッテリー警告灯はバッテリーに異常が発生した場合に
点灯するのですがバッテリーにかかっ割る電気系統部品のトラブルも
点灯する場合があるのです。
なので、バッテリー警告灯が点灯した場合は放置しないで
早めにディーラーや修理工場にもっていって点検に出したほうが良いでしょうね。
オルタネーターの寿命
オルタネーターは頻繁に交換する部品ではありませんが
消耗部品の一つと言えます。
10年10万キロで交換する必要があるといわれていますが
走行距離20キロでも問題なく使用できる場合もあります。
オルタネーターは構成部品の1つであるブラシの摩耗により
接触不良が起きオルタネーター本体のショートや熱で
寿命を迎えることが多いといわれています。
オルタネーターの寿命は車の使い方や使用頻度によっても
寿命に違いがあります。
なので、定期的に点検を受けて電気系統に
トラブルがないか定期的なチェックが必要といえるでしょう。
DJデミオでオルタネーターのリコールはある?
結論を言えば、デミオ(DJ5FS/DJ5AS)のディーゼル仕様の場合は
オルタネーターのリコールがあります。
ですが、ガソリン仕様の場合は
リコール情報はありません。
ディーゼルエンジン車のオルタネーターのリコール内容は
プーリー内部に封入したグリースの耐熱性が不十分なので
低速走行での加速や減速の繰り返しをするとプーリーが損傷する可能性があります。
マツダ車のオルタネーターリコール対象車は?
ディーゼルエンジン車のオルタネータにおいて、プーリー内部に封入したグリースの耐熱性が不十分なため、低車速での加速と減速の繰り返しや、エンジンの始動と停止を繰り返す運転を頻繁に行うと、グリースが早期に劣化して異音が発生することがあります。また、そのまま使用を続けると、プーリーが損傷してオルタネータによる発電ができなくなり、充電警告灯が点灯することがあります。
このため、当現象については、下記の通り、保証期間を延長いたします。引用元:Mazda公式サイト
対象車両に関しては、以下の通りです。
デミオ、CX-3、アクセラ、アテンザ、CX-5のオルタネータ・プーリーの保証期間延長 | |||
【変更後の保証期間】 新車を登録した日から10年(走行距離は無制限) | |||
対象車両 | |||
通称名 | 型式 | 対象車の含まれる車台番号 | 製作期間 |
デミオ | LDA-DJ5FS | DJ5FS-100032〜DJ5FS-511342 | 平成26年8月〜平成31年4月 |
LDA-DJ5AS | DJ5AS-100009〜DJ5AS-502585 | 平成26年11月〜平成31年4月 | |
CX-3 | LDA-DK5AW | DK5AW-100027〜DK5AW-204548 | 平成26年12月〜平成30年3月 |
LDA-DK5FW | DK5FW-100053〜DK5FW-210898 | 平成26年12月〜平成30年3月 | |
アクセラ | LDA-BM2FP | BM2FP-100002〜BM2FP-200006 | 平成27年12月〜平成28年7月 |
LDA-BM2FS | BM2FS-100006〜BM2FS-200011 | 平成25年12月〜平成28年7月 | |
LDA-BMLFP | BMLFP-100002〜BMLFP-101487 | 平成29年8月〜平成31年2月 | |
LDA-BMLFS | BMLFS-100011〜BMLFS-114750 | 平成28年5月〜平成31年2月 | |
アテンザ | LDA-GJ2AP | GJ2AP-100010〜GJ2AP-101422 | 平成26年11月〜平成28年5月 |
LDA-GJ2AW | GJ2AW-100007〜GJ2AW-102375 | 平成26年11月〜平成28年5月 | |
LDA-GJ2FP | GJ2FP-100014〜GJ2FP-204284 | 平成24年10月〜平成28年5月 | |
LDA-GJ2FW | GJ2FW-100012〜GJ2FW-204717 | 平成24年10月〜平成28年5月 | |
CX-5 | LDA-KE2AW | KE2AW-100017〜KE2AW-215097 | 平成24年2月〜平成28年6月 |
LDA-KE2FW | KE2FW-100009〜KE2FW-218305 | 平成24年2月〜平成28年6月 |
DJデミオのオルタネーター交換費用を実際に聞いてみた
筆者のDJ型デミオはガソリン仕様なのですが
オルタネーター交換費用について「スーパーオートバックス」「マツダディーラー」で
実際に聞いてみました。
オートバックスとディーラーに関しては
店によっても違いがあるので目安と言うことでお願いします。
スーパーオートバックス
スーパーオートバックスでオルタネーターの交換費用を
実際に聞いてみたところ交換工賃と製品本体を入れて
13万円ほどだといわれました。
真顔で言っていたので、嘘ではないでしょう。
確かに、ネットで調べてみると
ネットオークションじゃないなら単品だけでも5万円から6万円はするらしい・・・
ネットオークションの場合は2万円以下と言うのもあり
かなり魅力的と言えます。
ですが、安い価格なりのリスクと言うものがあるので
私はお近づきにはなりたくないオルタネーターですね。
やはり、自分で考える適正価格?と言うのに近い金額なら
まだお金を出してもいいかなぁって思いますけどね。
マツダディーラー
次は、カー用品店よりも高いであろうと思われる
ディーラーで取材的なものをしてきました。
実際にオルタネーターの見積もりをしてきたわけですが
これは意外な値段でした。
オルタネーター本体は「33110円」という
かなり安い金額です。
まるで、リビルド品っぽい感じがしますね。
実際に担当者は「リビルド品になります」とは言ってないので
新品価格なんでしょう。
オルタネーター交換技術料は「10725円」と
これまた意外に安い値段・・・
総合計「43835円」と、思ったよりも安いので
オルタネーターの交換をマツダディーラーでお願いしました。
DIYでオルタネーターは交換できる?
DIYでオルタネーターの交換は可能ですが
こればかりは、ある程度の知識が必要となります。
筆者はファンベルトを交換したことはありますが
オルタネーターの交換まではしたことがありません。
ただ、車種によっても難易度は違うので何とも言えませんが
少なくともデミオの場合はジャッキアップが必要だといえます。
交換自体は難しくないとは言っても
それなりの知識が必要になるので
本当に何も知識がない場合はプロに依頼するほうが良いでしょう。
仮にオルタネーターを自分で交換するという場合は
必ずバッテリーのマイナス端子は外したほうが良いでしょうね。
日常的に車いじりをしたりメンテナンスをしたりしている人にとっては
「電装品をいじるならマイナス端子は外す」が常識なのですが・・・
やはり、知識がない人が作業をする場合は「面倒だから」と言う理由で
マイナス端子を外さずに作業をすることもあるそうです。
オルタネーター交換作業でバッテリーのマイナス端子を外さずに作業をすると
オルタネーターのレギュレーターが破損する恐れがあるので注意が必要です。
オルタネーターの寿命を判断するには?
オルタネーターの寿命と判断できるのは
音でも判断できる場合もあります。
オルタネーターから「キーキー」「キュルキュル」「カラカラ」「ウィーン」などなど
そのような異音がする場合は、故障の前兆と思ったほうが良いかもしれません。
オルタネーターが正常に機能しなくなると
車内の電気機器にも色々な異常が発生するといわれています。
たとえば、エアコンやオーディオの動作が不安定になるとか
ヘッドライトが暗くなるとか、パワステが重くなるとかですね。
確かに電気系統の異常が発生した場合は
単に電気機器の故障かもしれません。
ですが、電装品そのものに異常がない場合は
オルタネーターの発電に問題がある可能性もあります。
異状を感じたら、早めに整備工場やディーラーなどで
相談をして車を見てもらうようにしたほうが良いでしょうね。
DJデミオのオルタネーターには強化品はあるのか?
少なくともDJ系のデミオに適合する強化オルタネーターは
確認できませんでした。
ただ、古い型式のデミオなら「メガオルタ」と言う名前で
販売されているようです。
強化品のオルタネーターに交換したときの注意点
オルタネーターの強化品は、色々な車種で販売されています。
ただ普通に車を利用している人にとって
オルタネーターの強化品は全くの無意味です。
筆者も余り電装品を取り付けないので
強化品のオルタネーターは不要と言えます。
じゃあ、どういう車に強化されたオルタネーターが必要なのかと言えば
電装品を多く使用している車ですね。
たとえば、キャンピングカーで車の電装品以外に
室内照明やテレビなど色々な電装品がついている場合は
強化されたオルタネーターでないといけないでしょう。
強化されたオルタネーターを取り付けるということは
バッテリーも強化品に交換すべきと言えます。
理由は、オルタネーターが強化されているのに
バッテリーがノーマルだと全く意味がないからです。
オルタネーターの寿命を縮めるのはずばりこれだ!
オルタネーターの寿命を縮めるのは
電装品がやたら多い車です。
室内のブラックライトやイルミネーションと同時に
外装にもイルミネーションをたくさん取り付けている車は
オルタネーターがノーマルだと負荷が多大になります。
理由は、オルタネーターはバッテリー充電を主にしているのですが
消費電力が多いほどバッテリーが消費されオルタネーターは稼働し続けることになるから。
誤解してはいけないのが、オルタネーターは常に稼働していて
発電機としての役割を果たしているわけではありません。
必要に応じて発電をしてバッテリー充電をしたり
適度に充電を辞めたりしているのです。
これが、常に稼働し続けている場合は
オルタネーターに負担が大きくかかるので寿命が早くなるという感じ。
ただ、逆にオルタネーターが強化品で
バッテリーがノーマルであっても同じことです。
オルタネーターが強化されるので余裕があるみたいに思うかもしれませんが
逆に負荷がかかる可能性があります。
つまり、バランスが大事と言うことになりますね。
まとめ
オルタネーターの交換時期は10年10万キロと言われているので
筆者のデミオは交換時期が来たと思われます。
理由としては、バッテリー交換をして数か月程度というのに
ヘッドライトは暗いしパワーウインドウが弱く感じられるからです。
ほかにも、カー用品店で点検を受けた時に
「オルタネーターが寿命だ」と言われました。
基本的に、嘘かどうかは謎ですが
10万キロ近いので、いずれにしても交換しておいたほうが良いでしょう。
というわけで、交換を決意しました。