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エンジン故障コードP0304とは?失火した状態を無視して車を使い続けるとどうなる?

車のメンテナンス
この記事は約 10 分で読めます。

メンテナンス大好きな人にとっては
車の故障コードに詳しい人もいるかもしれません。

また、個人でも簡単な故障診断機を
持っている人もいるでしょう。

ただ、そうした診断機を持っていても
故障コードを理解できなくては意味がありません。

本記事では、エンジンの故障コードP0304とはなにかや
その故障コードが出た車を使い続けるとどうなるのかについてお伝えしていきます。

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エンジンの故障コードP0304とは?

まず、エンジンの故障コードP0304とは具体的に言えば
「シリンダーの点火や燃料供給システムに問題が発生した」ことを示すコードです。

この故障コードが出た場合は、失火したことを検知したと判断してよいでしょう。

 

ディーラーで、この故障コードが出た場合に
ユーザーに質問してくることが

  • 点火プラグはいつ交換したのか?
  • エンジンオイルは定期的に交換しているのか?

などです。

ディーラーの担当によっては
以上のような質問をしてこないかもしれませんが
大体疑わしいのは「点火プラグ」「インジェクター」「圧縮の不具合」など。

故障コードP0304が出たときの症状

車に診断機で検査するということは
何らかの異常を確認したからではないでしょうか。

故障コードP0304は4番シリンダーの失火で出るコードなので
症状は振動や加速の違和感などやパワーダウンなどが症状として出ます。

 

ただ、軽症の場合は信号で停止したときのみ
アイドリングが不安定になるのをかすかに感じ取れるレベルです。

重症になるとアイドリング時にガタガタという感じがひどくなり
加速ももっさりした感じになり、スムーズに加速していきません。

なのでアクセルを深く踏んだとしてもパワーが出なくなり
燃費も悪化する可能性が非所に高くなるのです。

また、故障コードP0304の表示が診断機で確認できる車は
未燃焼の燃料が排気と混ざるので環境に悪いといえます。

排気ガスもガソリンの臭いがするでしょう。

故障の原因で考えられるのは?

故障コードP0304は4番シリンダーの失火というコードなので
原因は大きく分けて「点火系」「燃料系」「空気系」「圧縮系」に分けられるでしょう。

それでは、詳しく説明していきましょう。

インジェクターの不具合

インジェクターの不具合で発生している場合は
燃料が上手く供給されずに失火しているという状況です。

これは、エンジンの挙動の変化で
違和感を知ることができるでしょう。

 

たとえば、エンジンを始動しただけでアクセル操作なしの状態のアイドリング時で
ガクガクという感じにアイドリングが不安定になったりアクセルを踏んでも加速しないとか
特定の回転数や負荷により失火するということもあります。

インジェクターの不具合の場合は
燃費が悪化したりマフラーから白煙や黒煙が出ることもあるでしょう。

また、ガソリン臭くなることも
インジェクターの不具合で起きる可能性があります。

インジェクターの不具合における原因として噴射穴が詰まっているとか
カーボンが付着している場合なども考えられるかもしれません。

ほかにもインジェクターのコイルや配線に電気的な不具合があることも
考えられる可能性と言えます。

インジェクターのシール不良による燃料漏れも
失火の原因となるのです。

イグニッションコイルの異常

イグニッションコイルの異常でも
故障コードP0304は表示されます。

この場合も4番シリンダーの失火が原因ですが
年商が不完全となりエンジンの挙動がおかしくなります。

 

アイドリング時にエンジンがガタガタという振動を与え
アクセルを踏み込んでも加速が鈍くなっていることが分かります。

回転数に応じて不規則にエンジンがいきつきするような症状が出て
燃費が悪化しやすくなり排気はガソリン臭いがするでしょう。

イグニッションコイル本体の内部断線や劣化などや
コイルからプラグへの接触不良などが考えられます。

ほかにもコネクターの接触不良も関係するでしょう。

イグニッションコイルの以上に関しては特定のシリンダーだけ
失火が怒ることが多く同じシリンダーのプラグを別のコイルに付け替えると
症状が移動することからイグニッションコイルの不良が確認できます。

イグニッションコイルはDIYでも交換可能なので
挑戦してみるのも良いかもしれません。

エンジン内部のメカニカルトラブル

エンジン内部のメカニカルトラブルが原因でP0304のような失火コードが出る場合は
点火系や燃料系の問題とは異なりシリンダー4の圧縮や燃焼そのものに問題があります。

この場合、症状としてはエンジンの振動や加速の鈍さだけでなく
回転数に関係なく失火が起こることがあるのです。

 

アイドリング時から不安定で、アクセルを踏んでもパワーが出にくく
エンジン全体のレスポンスが悪くなるかもしれません。

燃費も悪化し、排気からは白煙や黒煙が出ることがあります。

原因としては、ピストンリングやシリンダーの摩耗による圧縮不足
シリンダーヘッドガスケットの損傷による気密不良、バルブの損傷や噛み込みなどが考えられます。

特徴としては、点火系や燃料系を交換しても症状が改善せず
特定シリンダーだけでなく周囲のシリンダーにも影響が及ぶ場合があることです。

診断には圧縮圧力の測定やリークダウンテストが必要で
問題が確認された場合はエンジン分解や修理が必要になるケースも出てくるでしょう。

故障コードP0304を無視して車を使い続けるとどうなる?

故障コードP0304の表示は失火を検知していると
何度も説明をしました。

車の異常を発見し自分で所有している診断機または
ディーラーで見てもらった時に故障コードP0304が見つかった場合は
エンジンに重大な損傷を与える可能性があります。

 

軽度であっても重症化する危険もあるのです。

最初は多くて8万円で直るところを
故障コードP0304を無視したことで10万以上の出費になる可能性もあります。

騙し騙しでコードを消しながら車を使用していると
修理費がさらに高くなる可能性もあるでしょう。

故障コードP0304を発見したにもかかわらず無視するとどうなるか
それは以下の通りでしょう。

  • 燃焼効率低下によるパワー不足
  • エンジンに負荷がかかりすぎ損傷する危険性
  • 排ガスなど環境への影響が出る

故障コードP0304は失火が原因だということですが
通常よりも余計に燃料をシリンダー内に供給している可能性があります。

そう考えると、通常よりも燃料消費が多くなってしまうでしょう。

故障コードP0304は「シリンダー4番の失火(ミスファイア)」を示すコードで
点火や燃料噴射が正常に行われていない状態を意味します。

この状態を放置すると、エンジンや周辺部品に以下のような負担になるかもしれません。

失火しているのを無視して使い続けると?

🚙エンジン内部への負荷

燃焼が不完全なまま動き続けるため、振動が大きくなり
他のシリンダーやクランクシャフト、エンジンマウントなどに余計なストレスがかかります。

🚙触媒(キャタライザー)への負担

未燃焼の燃料がそのまま排気に流れ込むと
触媒内部で異常燃焼を起こして高温になり溶損や詰まりの原因に。

🚙燃費と出力の悪化

一部のシリンダーが正常に働かないため、燃費が悪化し
加速性能やスムーズさも低下してしまう可能性があるでしょう。

 

つまり「エンジンそのものへの負荷」だけでなく
「排気系や燃費性能」まで影響するので放置は危険ということです。

DIYで修理できるのか検証

故障コードP0304を発見して
少しでも費用を抑えるために自分で作業をしようと考える人もいるでしょう。

ただ、作業難易度は原因がどこにあるのかによって
大きく変わってきます。

 

たとえば、イグニッションコイルなどなら
DIYで修理が可能となります。

理由としては、イグニッションコイルを取り外すのは
非常に簡単だからです。

ほかにも点火プラグが原因だったとしても
交換だけなのでDIYでも可能と言えます。

それでも基本的な知識があるほうが
安全に作業ができるでしょう。

ただ、インジェクターの交換となれば
難易度が一気に上がってしまいます。

整備が大好きだという整備資格を持たない人が実在しますが
そういう整備が趣味だという人は挑戦してもらっても問題はありません。

ただ、知識が基本レベルで作業をするというのは
挑戦ではなく無謀というのです。

各レベルに応じた整備可能な作業については
以下の表を参考にしてみてくださいね。

🚗 整備レベルと作業内容の目安
レベル整備経験の目安主な作業例難易度・リスク
1:入門工具を触り始めたばかりオイル交換、エアフィルター交換、バッテリー交換、タイヤ交換失敗しても大きなトラブルにはなりにくい
2:初級DIYで定番の整備ができるスパークプラグ交換、イグニッションコイル交換、ブレーキパッド交換締め付けトルクや正しい手順を守る必要あり
3:中級エンジン周りや電装系に触れる経験ありスロットルボディ清掃、O2センサー交換、ラジエーターやホース交換配線・センサー・冷却系の理解が必要
4:上級整備書を見ながら複雑な作業ができるインジェクター交換、燃料ポンプ交換、インテークマニホールド脱着燃料漏れのリスクあり。専用工具・知識・安全管理必須
5:プロ領域エンジン内部を開けられるピストンリング交換、バルブ修理、ヘッドガスケット交換高度な知識と経験が必要。一般DIYではほぼ不可能

デミオで故障コードP0304が出たときの経験談

筆者のH29年式デミオはアイドリングが不安定になってきたので
ディーラーで見てもらったことがあります。

そのときに、故障コードP0304の結果が出ていたみたいですね。

 

ただ、筆者の場合は軽度の部類で
停止時のみ「ブルン、ブルン」という感じで
アイドリングが不安定な状態になりました。

アクセルを踏んで加速を始めるときは
普通に走っていたので特に気にはしていなかったのです。

出発前は点灯していなかったエンジンチェックランプが
いきなり点灯していたのでディーラーに持って行ったというわけですね。

ディーラーで修理してもらう場合の費用

ディーラーで修理する部分を言われ
修理費も教えてもらいました。

交換する部品は

  • インジェクター
  • パイプ
  • インレットマニホールドガスケット
  • スロットルボデーガスケット

などなどです。

これらすべてを交換して「860012円」でした。

まとめ

故障コードP0304とは4番シリンダーが失火しているというコードで
主に点火系の不具合で検知される感じですね。

筆者の場合はインジェクターの不具合ですが
実際に検索してみるとインジェクターの不具合で交換っていうケースが
非常に多いように思えました。

仮にインジェクターの交換といわれ
ほかは何もして気なかったとしても
予防整備として新品に交換したほうがよさそうですね。

 

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よしぶー

よしぶー

実際にガソリンスタンドに勤務し、エンジンオイル交換や洗車などの作業を5年ほど経験。
自身の愛車も自分で電装パーツの取り付けや、チューニングなども行ったことがある。
ウェブライターとして10年以上の経験があり、車関連の記事など経験をもとに執筆。

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