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10年以上も車いじりをする元スタンド店員がおすすめする工具とは?

車のメンテナンス この記事は約 6 分で読めます。

筆者は、10年以上も車いじりをして色んなチューニングパーツを取り付けたり
オイル交換やATオイルの交換などをしてきました。

その中で、最も便利で「これがあって良かった」と思った工具を
一つだけですが紹介していきます。

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車いじりをするなら安いセット物でもあったほうが良い工具

車いじりをするという場合は高い工具をお勧めする人もいます。

ですが、人によっては飽きてしまう場合もありますので
最初は、余り高い値段の工具はおすすめしておりません。

初めて車をいじろうという場合でも
「ラチェットレンチ」のセットは持っていたほうが良いですね。

車いじりでは、緩めるという作業と締め付けるという作業が
最も多いのでラチェットレンチはとても活躍するのです。

さらに、スピードを上げて作業ができるため
ラチェットは無くてはならない工具のひとつになります。

実はラチェットレンチ一つで多くの種類のボルトを相手にできる

ラチェットレンチは「ソケット」と呼ばれる物をはめ込み使用しますが
ソケットには数字が書いていて各ボルトに合った数字が記載されています。

たとえば、10mmのソケットは10mmのボルトを緩めることができます。

ラチェットレンチのソケットは「8mm~19mm」あれば
大体の作業が可能となります。

ただ、大きな力が必要な時はラチェットレンチは使わないほうが良いですね。

なぜなら、ラチェットレンチが壊れてしまう可能性もありますし
ラチェットレンチは早く回したいときに使う工具だからです。

力を入れて緩めるという場合は「メガネレンチ」を使用すると良いでしょう。

ソケットの外径と寸法のサイズの選び方

ソケットは、どれを選んでも良いというわけではありません。

なぜなら、ラチェットレンチの先端にある
四角い部分にはサイズがあるからです。

ラチェットレンチの四角い部分にソケットをはめ込むわけですが
サイズが異なる場合ははめ込むことができません。

このラチェットハンドルの先端部分のソケットをはめ込む四角い部分を
「角ドライブ」と呼ばれています。

 

この角ドライブには

・6.35mm

・9.5mm

・12.7mm

の3サイズが存在しています。

 

整備工場などのプロが使うラチェットレンチは
12.7mmの角ドライブを持つラチェットレンチが使われます。

確かに値段的にも「6.35mm」のラチェットレンチセットを選びたいかもしれません。

しかし、筆者の経験上の話で恐縮ですが
6.35mmのラチェットレンチはちょっと力を入れただけで
すぐに壊れてしまった経験があります。

なので、値段的にも手ごろな9.5mmをおすすめします。

また、ソケットには「6角」と「12角」がありますが
特に6角のソケットのほうが信頼性が高いと言われています。

ですが、ちゃんとしたメーカー物のソケットなら12角でも
6角でも精度は同じなのでどちらを選んでも問題はありません。

ラチェットレンチのアダプターエクステンションバーは便利!

ラチェットレンチには、「エクステンションバー」という
アダプターが存在しています。

別売りで長さが異なるエクステンションバーも販売されています。

基本的に、エクステンションバーはラチェットレンチとソケットの間に取り付けて
届かない場所のボルトを緩めるときに使います。

長すぎるエクステンションバーは
ボルトの回転の時にソケットが斜めになり
ボルトの頭を「なめる」可能性があります。

ボルトの頭を「なめる」という意味は
舌でボルトをなめ回すという意味ではありません。

「なめる」という意味は、ボルトを締め付けようとしたときに
ソケットが滑ってボルトの頭が少し削れてしまう事を言います。

完全に、ボルトの角が丸まってしまうと
目的の部品を外すことができなくなります。

なので、エクステンションバーは適度な長さを選ぶようにしましょう。

ユニバーサルジョイントは2つ工具箱に入れておくと便利!

車いじりをしていると、エクステンションバーだけでは
どうしても緩めることができないボルトも出てきます。

首振りエクステンションバーを利用してボルトを緩めるという方法もありますが
作業をしているとかろうじてボルトにかかった状態になることも良くありますよね。

ですが、ユニバーサルジョイントを2つエクステンションバーの上下にはめ込むことで
最大45度の角度でボルトを緩めることができるのです。

ただし、大きく曲げると力をかけにくくなり
ボルトの頭をなめやすくなります。

なので、慎重に使ってくださいね。

「あ、しまったソケットを間違えて買ってしまった!」という場合のお助けアイテム

ソケットを間違って買ってしまう事はないですか?
そういう場合でも慌てる必要はありません。

なぜなら、「変換アダプター」をラチェットの角ドライブに
取り付ければ「6.35mm」のソケットでも「9.5mm」のラチェットレンチで使えるからです。

ただ、「6.35mm」のソケットを変換アダプターによって
「9.5mm」のラチェットレンチで使用する場合は注意が必要です。

理由は、大きなサイズを小さくした場合はソケットに力が大きく加わるので
ボルトをいためてしまう可能性が高くなるからです。

その逆は、ラチェットレンチに大きな負荷が加わるので
壊れる危険も考慮する必要があります。

まとめ

車いじりをするという場合はラチェットレンチは
とても役に立つ工具のひとつと言えます。

届きそうにない位置のボルトもエクステンションバーを
ラチェットレンチの角ドライブにセットすることで緩めることができます。

つまり、車いじりで最もおすすめしたい工具は
ラチェットレンチという事になります。

理由は、ラチェットレンチはソケットを変えることによって
大きさの異なるボルトを緩めることができるからです。

車いじりのレベルが上がってくると危険な作業も増えてきます。

たとえば、車の下にもぐりマフラー交換などやサスペンションの交換など
安易な考えでジャッキアップすると重大事故につながってしまう可能性もあります。

 

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